変身

 

サナギがかえるように 

ある日突然変身できたら 

 

毒ばかり溜め込んだ醜い姿

 

知り尽くした自分 

変わりたいと強く願っても 

今度こそはと誓っても 

同じ自分の繰り返し

厚い雲に押し潰されそうなの。 

 

 

車の中から 雨を眺めて 

君が見抜いたの。私の醜さを。

その声が あまりにも優しいから 

その瞬間 許された気がしたよ。 

 

 

 

肉の渦(詩)

嫌いなわけじゃない 

傷つけたかったわけじゃない ‥ 

 

ただ恐かったの 

あなたに 全てをわかってほしいと期待する自分が

 

あなたの好きなところばかり

ダメなところまで似てる気がして 

近すぎる距離 

言葉のいらない世界

 

恐かったの。

私が私でなくなるようで、、

これ以上 好きになってしまうことが。

 

用心深くいなくちゃ ‥ 私があなたに 

あなたが私に ‥ 取り込まれて 渦の中に。

 

違うところばかり見えるよ 

あなたには話せない話がある ‥ 

安心して あなたを想っていいんだね 

 

 

あなたの心をつなぎとめたいの。

そのためなら どんな嘘だってつくわ。

欲張り (詩)

 

イントロ

きみとのこと考えてみたんだ

ちょっと早く目が覚めたから 

 

 

Aメロ

きみは わかりきった答えを探して

僕の目不安そうにのぞくけど

そんな安い言葉じゃ納得しないだろ?

 

 

サビ

聴き慣れない音楽をおとしてみたよ

「どこがいいの?」と首を傾げ。

君が好きだと言ったから。

 

この歌詞に 、このメロディーに

君は何を思うの?  

君を想うよ

これって そういうことでしょ?

きづいているかな? この欲張りに。

 

Bメロ

口下手な僕の 読めない表情に

きみは少し不満そう

わかってたまるかと言いたくなる

 

サビ

心が震えるシーンには

隣のきみの顔を見る

「いまどんな顔しているの?」

想像どおりも、予想外も

どっちもいいんだ

これってそういうことでしょ?

覚悟してよね、、、欲張りな僕を。

 

 

Cメロ

あぁ、言わせないでよ

こんな歌だけは書きたくなかったのに。

 

 

サビ

知っていたいんだ 君を

見ていたいんだ君を

こんな歌 どっかで聴いたな

もうわかっているよね

そういうことだから。

淋しがりや

オンライン

同じ空気を吸って、同じ料理を食べて、同じ音楽を聴いて、場を共有することはできない。普段なら、黙ってうなずいて聴いているようなことも、何か不自然に声を出して相槌を売ってみたり、黙っていたら画面から消えてしまうように思えて、声を出してそこに「いる」ことを主張してみたり、とにかく疲れる。

 

不要不急というのも難しい。緩和ケアの中で関わっていた癌患者さんを亡くした。心のどこかでは、常に最期を意識していながら、意識ではいつも「次」を想定していました。「じゃあまたね」と彼は言いました。そう考えると、私が次誰かに会うことも、それが最後かもしれない。「不要不急」と言ってしまえる約束があるのだろうか、、

 

いまできることは、目の前にいない相手に思いを馳せることくらいですが ‥ つくづく私は淋しがりやなのだと気づきます。表現するのが苦手と言いながら、表現できる場を求めているし、ときに煩わしく感じながら、こうなってみると人に会いたくてしょうがない。煩わしく感じるのも、いつも「次」に会うことを想定しているからですね。

 

 

挫折

4年勤めていた病院を退職したことは、

人生の大きな挫折であった、、

 

 

ピアノでの挫折体験に繋がるものでもあった。

 

「本番に弱い」「演奏にムラがある」

実際に 審査員の顔色、小さな咳払いひとつで、演奏は変わってしまう。

 

ステージに経つ前には いきいきと流れていた音楽はとまって、情景が思い描けなくなる。

 

自分の演奏はつまらない、

他人の前で自分を表現することなどできない

 

誰に言われたわけでもなく、そう見切りをつけた。

 

表現をする側ではなく、受け取る側にまわろうと、この仕事を選んだことも、逃げであったと思う。

 

それでも ついてまわる。 

クライエントの顔に「あなたはどう思っているの?」と書いてある。他の先生でなく、私が会う意味は? という問いが  常にあった。

自分が自分を窮屈にしていることは、重々わかった上で、どうしようもなくなっていた。

 

0か100がの極端さであることもわかってはいたが、辞める以外の道はなかった。

 

過去のコンプレックスと対峙する機会として

ピアノ 

バンド活動

 

 

 

久しぶりの怖い夢 

 

ここは事務所?のようで

実家の私の部屋のようでもある。

 

比較的しっかりしたドアの隙間から、蛇が入ってくる。隙間などないように見えるのに、するすると。入ってきては、戻り、また入ってくる。すぐに戻るときもあれば、奥まで入ってくるときも。

 

へびは弄ぶように、侵入を繰り返す。

 

近くには、のりぴー「最近困っているの。スタッフが」と、困っていないような口調で言う。私は叫んで、身を硬くしながらも、ずーーっとへびの侵入を見ている。怖さに怯える自分の裏に、どこか冷めた自分もいるような。。